我が家の模型_正面 我が家の模型_玄関ポーチ 我が家の模型_吹抜け〜2階 我が家の模型_ダイニング〜キッチン 我が家の模型_吹抜け〜和室〜サンルーム

2011年12月07日

『工事請負契約を結ぶ』

2006年7月、「建築確認」も降りて、
今日は、建設会社さんとの「工事請負契約」の書類を
交わす日です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■これからの日程や工事内容について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
T専務さんがいらっしゃって、いよいよ工事契約を交わす
ことになります。やっぱり、ちょっとドキドキします。

が、いきなり契約書に署名と捺印ではなくて、
その前に、これからの日程や工事内容の具体的な方法について
話を交わします。

 (1)契約後、すぐに「地縄はり」という作業で、敷地内におおまかな建物位置を設定する。
 (2)「ベンチマーク」という高さの基準になるポイント(ピン打ち)をつくる。
 (3)土工事に入る前に、浄化槽を埋める工事をする。
 (4)その後、建物位置を正確に設定する「丁張り(遣り方・墨出し)」をする。
 (5)土工事、基礎工事と進んで、8月上旬に建て方・上棟する予定。
 (6)建物の完成は、10月10日を予定日とする。

などが、話し合われました。この完成予定日も契約事項の1つなので、それに至る
道筋を聞いて理解します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■「工事請負契約」締結
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうしたら、いよいよ具体的な契約に入ります。
T専務さんが作ってきた契約書2通(同じもの各1)について、
順を追って説明を聞き、確認していきます。
前回、事前協議で話し合った内容が反映されているかも確かめます。
以下、その概略が次のようになりました。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  【工事請負契約書】
  (1)発注者名・・・これは、私たち夫婦の連名
       (住宅ローン契約や、登記にもかかわります。)
  (2)請負者名・・・法人としての建設会社名
  (3)工事名 ・・・「○○邸新築工事」
  (4)契約事項の元になる書類などについて・・・
        1.以下記載の条項
        2.工事請負契約約款(契約書添付)
        3.設計図16枚
        4.仕様書1冊
  (5)工事場所・・・住所・地番
  (6)工期  ・・・着手年月日 → 完成年月日
  (7)引渡しの時期・・・完成の日から7日以内
  (8)請負代金額(工事価格、消費税額)
  (9)請負代金の支払
        前払い・・・契約成立時に○○万円
        部分払・・・      ○○万円
        完成引渡しの時に・・・ ○○万円
  (10)工事範囲・・・建築工事一式、外構工事含む
   この契約の証として本書2通を作り、当事者及び保証人が記名押印して、
   当事者がそれぞれ1通を保有する。
  (11)年月日
  (12)発注者署名・押印
  (13)請負者署名・押印・・・代表取締役 署名・押印(会社印、代表取締役印)
  (14)監理者署名・押印
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

契約書2通それぞれに、署名、捺印をし、収入印紙を貼り、ここにも捺印。
こうして、建設会社と私たちの契約が締結されました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■着手金(前払金)の支払い
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続いて、契約書にも謳ってあるように、第1回目の支払い
=「着手金」を支払いました。
高額ではありますが、大事なことなので、T専務さんも
一枚一枚お札の枚数を数えます。どんなに時間がかかっても
キチンとやらないと後々トラブルの元にもなりかねません。
どんなに信用している間柄でも、おろそかにはできないことです。

さらに、先日やっていただいた解体工事の代金も、
ここで支払いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■契約はやはり緊張します
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
契約が終わったところで、やっと一息です。
お茶を飲みながら、自分が結構緊張していたことに気づきます。
まぁ、金額からすれば、そんなに大きいほうでもないのかもしれませんが、
それでも、個人として扱うお金としてみれば、やはり高額です。

T専務さんは、明日から早速、現場工事をスタートさせるとのこと。
梅雨も明けない頃でしたので、雨が降ったりやんだりの毎日でしたが、
工事が安全に順調に進んでいくことを確認し合い、
工事契約の会が終了したのでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ラベル:工事契約
posted by 建築士ky at 09:00| Comment(0) | 見積り契約編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月06日

『工事契約の事前協議をする』

2006年の7月に入ってすぐの頃、

もうじき確認申請も降りそうだという感触もでてきて、

工事を開始するにあたって、工事契約についても

進めることになりました。

ついては、どんな契約にするかを事前に話し合うことにしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■工事費の支払い回数と時期について

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まず、工事費を支払う時期について、建設会社の我が家の担当を

してくださっている、T専務さんと話し合いました。


〈支払い時期と金額の取り決め〉

 第1回目〈着手金〉・・・契約後すぐ・・・400万円

 第2回目〈中間金〉・・・上棟後・・・・・・・400万円

 第3回目〈最終精算〉 竣工後・・・・・・・540万円(残額)+追加工事分


おおむね、一般的な例にならったつもりです。

「着手金」「上棟後」「完成後」の各時期にあわせています。

もっと細かく考えるならば、各時期の出来高に応じて金額を

決めるということもあるかもしれませんが、今回は、そこまで

細かくせず、おおよそ3分割にしました。


本当は、着手金の1/3は、少し多いかもしれません。

全体を4回、5回に分けるとか、方法はいろいろあると思いますので、

それぞれの建て主さんと請負者の関係や実情に合わせて

アレンジしたらいいのだと思います。


よく、こういう決め事には、定型パターンがあるように

思われていますが、あるにはあっても、そんなに

がんじがらめのものでもありません。

意外と融通の利くものです。


キチンとした業者さんほど、その辺の相談にのってくれて、

そのときの実情にあった方法の合意点が見出せるものです。

逆に、「こういう風に決まっているんだ。」と押し通す方は、

ちょっとあやしいかもしれません。


私が見た、最もキッチリとした支払い例は、

全体を6回に分け、「着手金」を1/6、工事開始直後に1/6。

上棟時に1/6、内装工事着手時に1/6。

完成後も、引渡し時に1/6。少し住んでみてから1/6。

というものでした。


このくらいにすれば、互いに緊張感は継続します。


建築工事のトラブルでも、先にほとんど全額支払ったのに、

工事がストップしてしまっているという実例も時々聞きます。

建て主も施工者も気持ちよく仕事を進めるためには、

どんなに互いを知っている仲だとしても、最低限の緊張感は、

必要ではないかと思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■契約の収入印紙

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「請負に関する契約書」を交わすときには、その額面に応じて、

収入印紙を張るルールになっています。(印紙税法)

我が家の場合は、1,340万円ですので、

「1千万円を越え、5千万円以下のもの」に該当しましたので、

2万円の収入印紙を貼らなければなりません。


ただし、平成23年3月31日までの期間は、

1千万円を超える建設工事にかかる契約の場合、軽減措置特例が

ありましたので、1万5千円になりました。


契約書は、互いに1通ずつ保持するので、2通つくります。

収入印紙もそれぞれに1万5千円ずつ貼ることになります。

それを、今回は、互いに1万5千円ずつ出し合って貼ることに

取り決めました。


(注)2011年12月の現時点では、この特例が平成25年3月31日まで延長されています。

詳しくは、国税庁ホームページ→http://www.nta.go.jp/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■契約内容を夫婦で確認しあう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

T専務さんと事前に協議した契約内容、支払い時期・金額等を

妻にも目を通してもらい、互いに共通理解にしました。

これからは、高額のお金が右から左へと動いていくので、

事前に分かり合っていることは重要です。


住宅ローンのお金は、基本的に建物が出来上がってからでないと

使えるお金になりませんから、それまでの間、契約時、中間時などに

どこから、どのお金を融通するかを夫婦で決めておきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ラベル:工事契約
posted by 建築士ky at 09:00| Comment(0) | 見積り契約編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。