直すか、建てるか？それを悩む。

《2004年7月下旬》
水没した家財道具をすべて家の前の道に出し、
もちろん水で膨れたタタミも水害ゴミとして出しました。
床板をすべて剥いで、床下に消毒の白い粉をまいて
これで、とりあえず片付けの第1段階は終了です。

かけつけてくださった皆さん、本当に感謝です。

すべて取り払われたがらんどうの家の中に
一人残るとこれからのことが現実としてのしかかってきます。

さあ、この家をどうするか。

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被災証明

《2004年7月》
水害発生より1週間。
今回の水害で市民各家庭の被災程度がどのくらいだったのか、
市役所が『被災証明』を発行することになりました。

我が家の被災内容は、
「1階床上浸水1.5メートル」
「自家用車1台水没」

Ａ４用紙１枚。文字にするとがっくりするほど単純です。
当事者にしてみれば、冷蔵庫だって、妻の嫁入り道具のたんすや鏡台だって、
当時はまだ一式30万円くらいしたコンピュータだって･･･、
とダメになったものが次から次へと浮かんできます。

しかし、この『被災証明』は、この後いろいろな手続き書類に添付することになり、
再建にはなくてはならない、必要書類の中心的存在になっていきます。