コンクリート基礎の中に入る鉄筋を組み上げましたので、
次はコンクリートを流し入れるための「型枠」を組む工程に
入ります。
■「型枠」とは?
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「型枠」とは、コンクリート構造物を作る際の、
出来上がる構造物の外形であり、コンクリートを流し入れるための
容器のようなものともいえます。
例えば、ケーキを焼くときに、生地をスポンジケーキ用の丸い型や
リング状の型、パウンドだったら箱型など、
あるいは、マドレーヌだったらマドレーヌ型など、
その目的に応じてケーキ型を選びますが、
コンクリート工事の型枠も同じ原理・用途になります。
コンクリートは、ドロドロの状態で現場へ運ばれてきますので、
(コンクリート工場で作る「レディーミクストコンクリート」
“事前に”・“調合して練った”・“コンクリート” の意味)
そのままでは、目的の形に成形することはできません。
そこで、型を用意しておいて、そこに流し入れるという方法を
とるわけです。
■型枠の検査、我が家での様子
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さて、私も建築士として、出来上がった型枠を検査します。
今回は布基礎のベース(フーチング)部分になりますので、
その幅、深さ(厚み)、また鉄筋と型枠の離れ寸法(これが、
コンクリートのかぶり寸法になります。)等を確かめます。
組みあがった鉄筋を囲むように、まずはベース(フーチング)部分の
型枠が組まれました。
ベースの幅を測っています。600ミリです。
これは、型枠の深さ(=ベースの厚さ)を測っています。
型枠自体は200ミリの深さがありますが、150ミリのところに
ラインが引いてあって、ここまでコンクリートを流し入れる
ことになります。
こうして、ベース用の型枠が出来上がりました。
ここに、コンクリートを流します。
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