もうじき確認申請も降りそうだという感触もでてきて、
工事を開始するにあたって、工事契約についても
進めることになりました。
ついては、どんな契約にするかを事前に話し合うことにしました。
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■工事費の支払い回数と時期について
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まず、工事費を支払う時期について、建設会社の我が家の担当を
してくださっている、T専務さんと話し合いました。
〈支払い時期と金額の取り決め〉
第1回目〈着手金〉・・・契約後すぐ・・・400万円
第2回目〈中間金〉・・・上棟後・・・・・・・400万円
第3回目〈最終精算〉 竣工後・・・・・・・540万円(残額)+追加工事分
おおむね、一般的な例にならったつもりです。
「着手金」「上棟後」「完成後」の各時期にあわせています。
もっと細かく考えるならば、各時期の出来高に応じて金額を
決めるということもあるかもしれませんが、今回は、そこまで
細かくせず、おおよそ3分割にしました。
本当は、着手金の1/3は、少し多いかもしれません。
全体を4回、5回に分けるとか、方法はいろいろあると思いますので、
それぞれの建て主さんと請負者の関係や実情に合わせて
アレンジしたらいいのだと思います。
よく、こういう決め事には、定型パターンがあるように
思われていますが、あるにはあっても、そんなに
がんじがらめのものでもありません。
意外と融通の利くものです。
キチンとした業者さんほど、その辺の相談にのってくれて、
そのときの実情にあった方法の合意点が見出せるものです。
逆に、「こういう風に決まっているんだ。」と押し通す方は、
ちょっとあやしいかもしれません。
私が見た、最もキッチリとした支払い例は、
全体を6回に分け、「着手金」を1/6、工事開始直後に1/6。
上棟時に1/6、内装工事着手時に1/6。
完成後も、引渡し時に1/6。少し住んでみてから1/6。
というものでした。
このくらいにすれば、互いに緊張感は継続します。
建築工事のトラブルでも、先にほとんど全額支払ったのに、
工事がストップしてしまっているという実例も時々聞きます。
建て主も施工者も気持ちよく仕事を進めるためには、
どんなに互いを知っている仲だとしても、最低限の緊張感は、
必要ではないかと思っています。
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■契約の収入印紙
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「請負に関する契約書」を交わすときには、その額面に応じて、
収入印紙を張るルールになっています。(印紙税法)
我が家の場合は、1,340万円ですので、
「1千万円を越え、5千万円以下のもの」に該当しましたので、
2万円の収入印紙を貼らなければなりません。
ただし、平成23年3月31日までの期間は、
1千万円を超える建設工事にかかる契約の場合、軽減措置特例が
ありましたので、1万5千円になりました。
契約書は、互いに1通ずつ保持するので、2通つくります。
収入印紙もそれぞれに1万5千円ずつ貼ることになります。
それを、今回は、互いに1万5千円ずつ出し合って貼ることに
取り決めました。
(注)2011年12月の現時点では、この特例が平成25年3月31日まで延長されています。
詳しくは、国税庁ホームページ→http://www.nta.go.jp/
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■契約内容を夫婦で確認しあう
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T専務さんと事前に協議した契約内容、支払い時期・金額等を
妻にも目を通してもらい、互いに共通理解にしました。
これからは、高額のお金が右から左へと動いていくので、
事前に分かり合っていることは重要です。
住宅ローンのお金は、基本的に建物が出来上がってからでないと
使えるお金になりませんから、それまでの間、契約時、中間時などに
どこから、どのお金を融通するかを夫婦で決めておきました。
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ラベル:工事契約