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2011年12月18日

『基礎工事(4)〜ベース部分のコンクリート打設』

2006年7月20日午後

午前中に基礎のベース部分の型枠工事が完了しましたので、
午後からコンクリートを打設します。

ちなみに建設工事では、コンクリートを型枠に流し入れることを
「打設」あるいは「打つ」と言っています。


■レディーミクストコンクリート
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前回も、少し触れましたが、
現在の住宅や(特殊でない)一般建築物の現場では、
「レディー・ミクスト・コンクリート」というコンクリートを
使用します。

これは、コンクリートの製造工場で必要な主材、水、添加剤等を
混ぜ合わせて、コンクリートミキサー車に載せて現場まで運んできて
使うという種類のコンクリートです。

成分的には、ごく標準的なものであり、普通にコンクリートといえば、
この「レディー・ミクスト・コンクリート」になります。
昔は、現場でコンクリートを練っていたこともあり、
それとの比較で、今でもこういう名称になっているのではないでしょうか。


■コンクリートとは?
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そもそも、「コンクリート」とは何でしょう?
大雑把に言えば、「セメント」「水」「砂」「砂利(砕石)」を主体に
その他に強度を増したり、作業のしやすさなどを増すための
「混和材(添加剤)」を加えて混ぜ合わせたものです。

ちなみに、上の主材料から「砂利」を入れない
「セメント」「水」「砂」からできているのが、「モルタル」になります。


■コンクリートの打設
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さて、我が家にもミキサー車が横付けし、ポンプによって
まだドロドロのコンクリートが流しいれられました。

コンクリートは、この状態では、水っぽい「セメント+水」の部分と
固形の「砂利」の部分が異質な状況になっているので、
砂利は沈みやすく、水は浮き上がりやすいことになって
いわゆる“分離”する状況になりやすいところです。

そこで、型枠に流しいれたら、撹拌してできるだけ均一にし、
また時としてできる「空気が気泡として残る状況」をなくすようにしています。

ベースコンクリート打設_ka060720

そして、ベース・コンクリートが所定の厚さになるように、
型枠の側面に引いたラインを目印にコンクリートを均します。

ベースコンクリート打設終了_ka060720

こうして全体にコンクリートを流し終えて、
今日のコンクリート打ちの作業は終了です。

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posted by 建築士ky at 09:00| Comment(0) | 現場工事編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月17日

『基礎工事(3)〜ベースの型枠工事』

2006年7月20日

コンクリート基礎の中に入る鉄筋を組み上げましたので、
次はコンクリートを流し入れるための「型枠」を組む工程に
入ります。


■「型枠」とは?
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「型枠」とは、コンクリート構造物を作る際の、
出来上がる構造物の外形であり、コンクリートを流し入れるための
容器のようなものともいえます。

例えば、ケーキを焼くときに、生地をスポンジケーキ用の丸い型や
リング状の型、パウンドだったら箱型など、
あるいは、マドレーヌだったらマドレーヌ型など、
その目的に応じてケーキ型を選びますが、
コンクリート工事の型枠も同じ原理・用途になります。

コンクリートは、ドロドロの状態で現場へ運ばれてきますので、
(コンクリート工場で作る「レディーミクストコンクリート」
 “事前に”・“調合して練った”・“コンクリート” の意味)
そのままでは、目的の形に成形することはできません。
そこで、型を用意しておいて、そこに流し入れるという方法を
とるわけです。


■型枠の検査、我が家での様子
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さて、私も建築士として、出来上がった型枠を検査します。
今回は布基礎のベース(フーチング)部分になりますので、
その幅、深さ(厚み)、また鉄筋と型枠の離れ寸法(これが、
コンクリートのかぶり寸法になります。)等を確かめます。

ベース型枠3_ka060720

組みあがった鉄筋を囲むように、まずはベース(フーチング)部分の
型枠が組まれました。

ベース型枠_ka060720

ベースの幅を測っています。600ミリです。

ベース型枠4_ka060720

これは、型枠の深さ(=ベースの厚さ)を測っています。
型枠自体は200ミリの深さがありますが、150ミリのところに
ラインが引いてあって、ここまでコンクリートを流し入れる
ことになります。

ベース型枠全景_ka060720

こうして、ベース用の型枠が出来上がりました。
ここに、コンクリートを流します。

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ラベル:基礎工事 型枠
posted by 建築士ky at 09:00| Comment(0) | 現場工事編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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