午前中に基礎のベース部分の型枠工事が完了しましたので、
午後からコンクリートを打設します。
ちなみに建設工事では、コンクリートを型枠に流し入れることを
「打設」あるいは「打つ」と言っています。
■レディーミクストコンクリート
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前回も、少し触れましたが、
現在の住宅や(特殊でない)一般建築物の現場では、
「レディー・ミクスト・コンクリート」というコンクリートを
使用します。
これは、コンクリートの製造工場で必要な主材、水、添加剤等を
混ぜ合わせて、コンクリートミキサー車に載せて現場まで運んできて
使うという種類のコンクリートです。
成分的には、ごく標準的なものであり、普通にコンクリートといえば、
この「レディー・ミクスト・コンクリート」になります。
昔は、現場でコンクリートを練っていたこともあり、
それとの比較で、今でもこういう名称になっているのではないでしょうか。
■コンクリートとは?
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そもそも、「コンクリート」とは何でしょう?
大雑把に言えば、「セメント」「水」「砂」「砂利(砕石)」を主体に
その他に強度を増したり、作業のしやすさなどを増すための
「混和材(添加剤)」を加えて混ぜ合わせたものです。
ちなみに、上の主材料から「砂利」を入れない
「セメント」「水」「砂」からできているのが、「モルタル」になります。
■コンクリートの打設
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さて、我が家にもミキサー車が横付けし、ポンプによって
まだドロドロのコンクリートが流しいれられました。
コンクリートは、この状態では、水っぽい「セメント+水」の部分と
固形の「砂利」の部分が異質な状況になっているので、
砂利は沈みやすく、水は浮き上がりやすいことになって
いわゆる“分離”する状況になりやすいところです。
そこで、型枠に流しいれたら、撹拌してできるだけ均一にし、
また時としてできる「空気が気泡として残る状況」をなくすようにしています。
そして、ベース・コンクリートが所定の厚さになるように、
型枠の側面に引いたラインを目印にコンクリートを均します。
こうして全体にコンクリートを流し終えて、
今日のコンクリート打ちの作業は終了です。
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