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2011年09月30日

いかに安く建てるか?・・・小さく建てる(2)

我が家が目指しているイメージと重なると思いついたのが、
モンゴルの「ゲル」という住まいです。

「ゲル」は、草原の中で円形に場所を囲い、屋根を乗っけた
遊牧のための移動式住居です。
丸いテントのワンルームに生活のすべてが詰まっています。
しかし、定住ではありませんから、ある意味、身軽です。

このコンセプトは、我が家にヒントをくれていると思います。

さて、草原をイメージできたところで、
私はもともとマンガ好きだったり、物語好きだったりするものですから
どうしてもソッチ方面に行きがちになってしまうのですが、
リンクした物件(?)に思い当たりました。

日本でも人気のアメリカのテレビシリーズ
『大草原の小さな家』です。
大草原の小さな家
こちらも、究極的に小さな生活をしています。
基本的にワンルーム的なのですが、そこはアメリカ文化ですから
寝食分離が図られていたと思います。
ただ、“小さな家”ですから、個室というよりも
一人一人の寝るスペースといったほうが適切かもしれません。
いわゆる、オールインワン的な子ども部屋はなかったように思います。

そうやって、たどり着いたものが、
立体的なワンルーム
という形式です。
廊下をなくして、個室は寝るだけの最小の広さにして、
食事のテーブルは勉強にも作業にも何でも使えるように
少し大きめにして・・・と構想が出始めました。

そういえば、どの家も形式ばった玄関がないなぁ。
玄関戸を開けるとすぐに食事の場所だったり。
例えば、ムーミンの家だって、玄関開けたらすぐご飯・・・的な間取りです。
ちなみにムーミンの家は、1階が誰でも出入する公共的な食堂で
2階以上が個室のようです。そんな感じもステキかも。

少なくとも今回は、サザエさんの家ではないのです。

『大草原の小さな家』は、自分たちで生活をつくりあげていく物語です。
水害からもう一度生活を立て直そうとする自分自身に照らして
勇気づけられるようでした。
posted by 建築士ky at 09:00| Comment(0) | 家作り開始 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月29日

建設費はいくらかかったのか。

前回、できるだけ安く建てることを目標にしたことを
書きましたが、ではいくらくらいで家が建ったのか。

家作りの時系列としては、急に飛び越えてしまいますが、
このレポートの先行きをある程度お知らせするという意味も含めて、
その辺のことを少し書きたいと思います。

結果として出来上がった我が家は、
床面積96平方メートル(約30坪)となり、
建設費は、大枠、税込1,300万円台でした。
「坪単価」であらわすと坪約45万円です。

これを安いと見るか、高いと見るかは意見の分かれるところだと思いますが、
この金額には、すべての工事や設備機器などが入っています。

チラシ等で見られる坪30万円の家がありますが、
実際には、その敷地の特性による土工事、基礎工事の変更や
設備機器が入っていない場合もあり、
結局普通の値段だった、ということもあります。

当初、坪50万円で50坪なら2500万円
と描いていた建設費ですから、
それを思うと、注文住宅としてあれこれ要望を入れて
メーカーハウスのように大量生産メリットもない中で
この結果は、まずまずと思っています。

広さ30坪の家に家族5人ですから、正直、狭いですし、
子どもたちも1つの部屋をシェアするかたちで過ごしています。
日々、言い争いやケンカも絶えませんが、
それでも仮暮らしのときの大変さを思えば、
天国です。
posted by 建築士ky at 16:00| Comment(0) | 結果編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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